14年冬ドラマ感想

2014.04.24 02:50|THOUGHTS



[蝶]
「二つ折りの恋文が、花の番地を捜している」
――ジュール・ルナール『博物誌』より


春ですねえ。
桜はもう散ってますが。。

サイトのタイトルに向日葵が入っていますが
年中向日葵画像ってのもどうなの? と思い
桜の花びらモチーフの、シンプルなデザインに着替えました。
右側がjavaで折りたたんであるのが、
個人的にお気に入りです。


春クールが始まる前に書きました、
冬クールの感想です。



なぞの転校生
枠:テレビ東京ドラマ24(木曜24時)
原作:眉村卓
企画・脚本:岩井俊二(打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?/花とアリス)
監督:長澤雅彦(夜のピクニック)
出演:中村蒼、本郷奏多、桜井美南
公式サイト:http://www.tv-tokyo.co.jp/nazono_tenkosei/


軍師官兵衛
枠:NHK大河53期(日曜8時)
作:前川洋一
音楽:菅野祐悟(ホタルノヒカリ/ガリレオ/SP/アニメ D.C.)
主演:岡田准一
公式サイト:http://www1.nhk.or.jp/kanbe/index.html


天誅~闇の仕置人~
枠:フジ金8
脚本:高橋幹子(月の恋人/中学生日記)
   根津理香(ライフ/絶対彼氏/映画聖☆おにいさん)
メイン音楽:朝倉紀行(アニメ るろうに剣心/ゲーム 天誅)
主演:小野ゆり子(新人)
公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/tenchu/index.html


失恋ショコラティエ
枠:フジ月9
原作:水城せとな
脚本:安達奈緒子(リッチマン、プアウーマン)・越川美埜子(新人?)
音楽:Ken Arai(鍵のかかった部屋/ラストホープ)
主演:松本潤
公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/chocolatier/index.html


闇金ウシジマくん Season2
枠:TBS木曜深夜(25時頃)
原作:真鍋昌平
脚本:福間正浩
主演:山田孝之
公式サイト:http://www.mbs.jp/ushijima/


緊急取調室
枠:テレ朝木9
脚本:井上由美子(ギフト/きらきらひかる/白い巨塔/14才の母/大河ドラマ北条時宗)
音楽:林ゆうき
   (BOSS/嬢王/左目探偵EYE/絶対零度/ストロベリーナイト/
   リーガル・ハイ/神様のカルテ)
主演:天海祐希
公式サイト:http://www.tv-asahi.co.jp/kintori/


鼠、江戸を疾る
枠:木曜時代劇(NHK木曜8時)
原作:赤川次郎
脚本:大森寿美男(風林火山/黒部の太陽/悪魔ちゃん)
音楽:川井憲次
   (アニメ めぞん一刻/らんま1/2/ひぐらしのなく頃に/東のエデン/
   映画クロユリ団地)
主演:滝沢秀明
公式サイト:http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/nezumi/


足尾から来た女
枠:NHK土曜9時(全2回スペシャルドラマ)
脚本:池端俊策(忠臣蔵/悪女について)
音楽:千住明
   (人間・失格/家なき子/世紀末の詩/ストロベリー・オンザ・ショートケーキ/
   高校教師/仔犬のワルツ/アニメ 鋼の錬金術師)
主演:尾野真千子
公式サイト:http://www.nhk.or.jp/dodra/ashio/


宮本武蔵
枠:二夜連続開局記念ドラマ
原作:吉川英治
脚本:佐藤嗣麻子(アンフェア/犬神家の一族/南くんの恋人/ゲーム 鬼武者)
音楽:服部隆之
   (高校生レストラン/華麗なる一族/半沢直樹/のだめカンタービレ/
   太陽と海の教室/わが家の歴史)
主演:木村拓哉
公式サイト:http://www.tv-asahi.co.jp/musashi/


このへん観てました。
暇だったせいか、そこそこちゃんと観てますね。
前年は大河も朝ドラも観てなかったのですが、
今クールはNHKエンジョイしてます。


人物の横の()は個人的に代表作だと思うものと、
その中で好きな作品を書き出してみました。
書きながら思った、
自分ドラマオタクかもしれない……?
まぁ、これくらいは知ってても普通ですよね!汗
普通だと思うのですが……実際、どうなんですかね。
代表作書かれても、ドラマ観ない人だとピンと来ないもんなんですかなー。


こうして分かるのは、
テレビドラマを創る人は、全員がドラマしかやってない訳ではないということ。
音楽家は特に顕著です。
アニメ、映画、演劇、ゲーム……と、
そちらが趣味の人でも、楽しめるメディアだと思ってます。
放送するってなった時に、その情報をどうやって手に入れるか? って話ではありますが。
それは多分、エロゲとかも同じ課題があると感じてます。


という話はちょっと置いといて。w
今回はこの中からドラマの感想を書いていきたいと思います~。


【read more..】から。


misagi





なぞの転校生


岩井俊二作品。
連続テレビドラマはおそらく初めてだったと思います。
映画「打ち上げ花火~」を観て好きになったので、
とても楽しみにしていました。
脚本書きっていうよりは、映像を創る人です。多分(
本も出してるし、時には作曲もするマルチな方ですが。


まず、撮り方。
とても斬新。
fixしないで撮るから、常に画面がグラグラしていて、
普通のドラマではありえない! って思いました。
照明も、普通ならちゃんと照明さんが居て、
その上で撮っていく訳ですが……明らかに自然光を使っている。(驚愕)
(ドラマというのは作り物なので、室内でも自然光で構成するのは珍しいです。)
ロケが多い。
とてもリアルな目線や空気を感じることができる。
リハが無く、いきなり本番を撮ったりする。←普通ありえない
自然な演技を映すため、だそうです。
これは、新聞の記事で読みました。


具体的に言っても、何言ってんだって感じになるかもですので、
一応説明を。
普通のドラマではありえない撮り方で、
どちらかというと、映画のような画面構成をしています。
もしくは、自主制作映画のような。
とても自然なタッチで、高校生である主人公たちを、
リアルに、身近に感じることができました。


逆に、夕方のシーンや暗いシーンでも、
しっかり照明を焚いていないので
画面が見づらい、というのはあります。
けれど、それが良いんだ、この作品は!
というところに至るわけです。


あらすじはと言うと。
滅んだ国(宇宙のどこかの星)の姫やら侍従が地球の日本に来て、
高校に転校してきたり、
主人公の隣の家に住んでたり、
主人公は私の許嫁だ! と突然言ったりするドラマです。


宇宙から来たことについては一切黙っている転校生。
けれど、その挙動が明らかにおかしいし、
屋上から落ちても死なない(ヒューマノイドの為)とか、
もう明らかに普通じゃないことが起きているのにも関わらず、
その説明を最終回まで一切しない脚本の構成は、
とっても面白かった。
宇宙人たちの専門用語とか、専門の道具とか、
沢山出てくるのですが、一切説明はしてくれない。


主人公と同じ気持ちで、
こいつらなんなんだ……と、最後の最後まで思うのです。
でも、面白くて。
それが面白くて、最終話まで観てしまいました。


高校生。青春。恋。
いいですね。(鼻息が荒い)
エサ!
というかもう もう hshsしてました。(そういうドラマではない


ヒューマノイドに恋をしてしまう。
「あいつは人間じゃないから、好きになっちゃいけない」
なんて言われるシーンもありました。が。
なるでしょう・・好きになるわ、そんなこと言われたら。。
立派なフラグですぞって思ってました


ミッキー・カーチスさんの演技も最高でした。
隣に住むただのおじいちゃんなんですが。
あぁ、これを説明すると面白さが無くなってしまう・・。
なんていうか、荒々しい言い方すると
おじいちゃんを虐待するような描写がとにかく面白かったです。


宇宙人とはいえ、一人暮らしのおじいちゃんの家に勝手に住み始めて
僕はおじいちゃんの孫です、とか言い出したり
宇宙から持ってきた家具やら服やら勝手に配置しちゃったり
じいちゃんに出てけ! って言われたら偉そうなこと言うな! って言い返したり笑
ひどい!!!!!笑
隣に住む主人公の母親は、
おじいちゃんは幻覚が見えるのねとか施設に入れた方がとかうんぬん
ひどいw
かわいそう!
楽しい!


ちょっとここからは、既に観た人向けですが。
ラストが、そっちとそっちがくっつくんだぁ……とガッカリしていたのですが、
最後の最後でむーくんよくやったぜ! ってなって、感動しました。
感動っていうか、興奮しました(
興奮せざるを得ない、高校生と高校生が……! ああ!
HUGいいですね!


自分は、こういう青春時代を送って来なかったので
ほんとにもう ほんとにもう
憧れます。
好きになるのはノリオだけど、付き合うのはむーくん。←妥協
っていうみどりの気持ちが痛いほどわかるし、
女の子が、「付き合ってあげるわよ」みたいに言うの、大好き。
言われたいですね(照)
なんだよこの女、って思いつつも、気になっちゃうんですよ、そういう女の子!
そんなに気にしてなかったのに、
意識しちゃうんですよ、男は馬鹿なので!!
馬鹿で良いんですよねえ


付き合ってあげるわよって言ったとしても。
本当は、自分も気になってるし、こいつの本気みてみたいなって期待してるし、
私のこと愛してくれるかな? って不安だし、
いつのまにかすごい好きになっちゃったけど、気づかないふりしてみたりして
だからちょっと、襲われてみたいなって思ったりもする。
……というものだと思いますよ。(適当


これをエロゲのシナリオで書くの、超楽しそうですね。
ただし、現実のこういう女はビッチなことが多いです。(経験談)
まぁでも、ビッチ女に弄ばれたいなって思いますよね。
ヤらせてくれる女ならいいじゃないですか、ねえ!


すすすすすごい話飛んでしまった
まとめます


まとめ

・撮り方が斬新で魅力的、リアルさを表現している。
・その中で美しい世界を創りだしている。
・ショパンの「雨だれ」をメインに構築していたが、
 「それでも、生きてゆく」との被りが、個人的には辛かった。
・キャラクター・人物が魅力的。
 言葉ひとつひとつが自然な美しさを持っていた
 一部の役者は演技が棒だったが、リアルな高校生っぽいということで笑
・構成が素晴らしい。
 最終回のシナリオは展開が早くて特に良い。
 余計な説明をしないことで、自分の意思で世界に深く浸ることができた
・台詞が面白い。
 これに尽きる。ドラマとしては一番の見どころかも。
・キャスティングが良い。
 あまり知らない役者さんをサブに置くことで、映画らしさもあり。
 姫ももっと知らない人で良かったかも、と思います。
 (花ちゃんが有名になりすぎた為)
・OP/EDが良い。
 これも含め、一つの作品になっている。
 個人的には、タイトルが黒バックの中にズームアウト? するような、あの演出が好き。




軍師官兵衛


こちらはまだ途中ですが。
現時点で16話まで、観てます。


面白い!
ドラマが面白いってのもありますが、
公式サイトのデザインがとても面白いです。
作り手の意図も書かれていて、
私の欲求を全て満たしてくれるドラマ。
(サイトにスタッフ名がわかりやすく書いてないのだけが不満)


なぜおもしろいのか。
ということを、考えつつ視聴しているのですが。


まず、わかりやすさ。
大河は上の世代の方も多く観る番組なので、
構成や内容が比較的わかりやすい。
それだけでなく、昔の言葉、用語などを
多用しすぎず、現代の我々でも
感情移入できるような、ドラマ性を持った時代劇。
時代を史料に沿ってただ再現するだけでは、
ドラマにはなりません。
所々脚本家が作っているわけですが、
それが非常に良い、ということです。
人物も展開も王道で、多くの人が好むであろうドラマだと、思いました。


次に、展開の早さ。
もう、家来とか家族とか好きな人とか、バンバン死にますw
毎回どんどん死んで、どんどん先に進んでくれます。
今は官兵衛が大人になっているので、ゆっくりめの展開ですが、それでも
観る人を飽きさせない運びの仕方は、素晴らしいの一言です。


そして、時代についても。
織田信長が天下布武を掲げ、全国統一をしようとして、
戦国の乱世が始まり、やがて終わる頃、というのは
歴史の中でも最もおもしろい時期の一つですよね。
戦国なんたら、というゲームもありますし。(知らないふり
織田信長、豊臣秀吉など、
有名な人物が沢山出てくる、また、
そのキャスティングも面白い、というのも面白さの理由だと思います。
これは、「信長のシェフ」の感想を書いた時も書いてますが。
その点、「平清盛」は、
知らない人物ばかりで、人物が覚えられず、大変でした。
再現性の高さは優秀だったんで、そういう意味では満足してます。


設定。
勘兵衛自身は、ただの田舎の家来で、軍師です。
軍師ということは、戦略を考える人。
その戦略で戦に勝ったり、
主を説き伏せたりするので、
ある意味、「逆転裁判」のような、(たとえがちょっとずれてる気もしますが)
知能戦が脚本に絡んでいて、面白いのです。
兵法から言葉を引用してたり。
中国の昔の書とか、好きな人にとっても
面白いドラマなんじゃないかな、と思います。
この点は、「チャングムの誓い」にとても近いものを感じます。
チャングムでの、料理シーンで、
田舎娘チャングムが知識をひけらかす()ところ。
こういう、ドヤァ、っていうシーンは、面白いんですよね、ドラマだと!
シャーロック・ホームズのシャーロックとかも。
ああいう系はウザい人ですが、面白いです。


脚本。
一話の構成は、非常にシンプルです。
前半で問題が発生し、全然うまくいかない、やばい、上に怒られる、死ぬ、
みたいなシーンがあって、観ている人は不安になるが、
中盤から官兵衛が考え、最後はうまくいく。
もしくは、最後に誰か死んで、うおお頑張るぞー、みたいな終わり方。
「官兵衛、良くやったぞ!」
って台詞、何回聞いたことかw
官兵衛は神かってほどに、なんでも解決してしまうのです。
途中で躓くシーンも勿論ありましたが、総じて官兵衛神展開。
これが、ドラマとしては気持ちよかったりします。


キャスティング。
主演、いいですね。岡田君。イケメン。
イケメンだからこその説得力ってあると思います。あとオーラ。
その奥さん役が中谷美紀さん。ふつくしい・・・
岡田君のお父さんは柴田恭兵さん。声がふつくしい・・ゴホゴホゴホゴホッ(以下略
岡田君の主が片岡鶴太郎さん。馬鹿殿様最高です。
秀吉が竹中直人さん、その奥さんが黒木瞳さん。
織田信長が江口洋介さん、その奥さんは内田有紀さん(最高也!)
官兵衛の家来が速水もこみちさん(でかい!w)
もっともっと居ますが、このへんにしときます。
見たことある役者さんばかり、ですが、
面白い、と思える配役なので、良いと思います。


こんなところで、官兵衛は年末まで続くので
楽しみにしておきましょう。
わりと話がまとまっているので、まとめは無しで*




天誅~闇の仕置人~


主演は新人さんで、
まわりを有名な役者さんが囲っています。
泉ピン子さん、白石美帆さん、京本政樹さん、柳沢慎吾さん、
三ツ矢雄二さん(タッチの声優さん)、
そして俺の嫁である、葵わかなちゃん。
上記の役者さんそれぞれ、あて書きのような、
ご本人のような感じがして、わかりやすかったです。


このドラマの放送枠は8時ということで、
どちらかというと、年配の方が観てもわかりやすい内容のドラマが好まれる枠です。
多分。
だから、話は一話完結で、内容も超わかりやすいです。
悪い奴が悪いことして、困った人を主人公たちが助ける。勧善懲悪。
主人公は女忍者であり、昔の世界からタイムスリップして来てしまった、
というのも面白さの一つです。


私自身、忍者が好きで、
滋賀県に忍者の資格を取りに試験を受けに行ったほどですので、
個人的に楽しみにしていたドラマでした。


結果的には、最後まで面白かったなぁ、
一部伏線が回収されてないから、
きっと二期かSPドラマやってくれるんだろうなぁ!! という感想でした。


そう。
わかりやすいあまり、それは無いだろ……というご都合はかなり有りました。
ネットを使った犯罪とか、ヤクザというものとか、
「悪い人」っていうのを、「記号」として使うあまり、
ストーリーを厳密に見てしまうと、若干萎えます。
また、過去の回想シーンが、普通の連続ドラマならば、
何度かにわけて明らかになるように挟むのですが、
このドラマの場合、同じシーン(映像)が使いまわされるだけで、
ドキワクがありません。
「回想」、という「記号」にしているからでしょう。
あとは、予算の都合もあると思います。
回想シーンは戦国時代? なので、服装とかロケとかに気を遣う……。


また、「天誅」するシーン。
いわゆる、「必殺仕事人」で言うところの、「仕事」に入るシーンで、
かならずCMを入れてしまっているのは、結構ダメージでかいです。
「仕置をしてやる! キラーン→CM→仕置」
では、仕置シーンの意味がなくなります。
観る必要が無い。
他のたとえで言うと、
「この紋所が目に入らぬかー!」→CM→「そ、それは! ……ははーっ(伏せる)」
って言うことですね。
このようなドラマの場合、CMをここで挟んではいかんのですぜ……
その感性が、このドラマを作った人にはなかったのか、
資料勉強不足なのかなんなのか
わからないけど、間違ってると私は思います。


「正義など私には無い。握り飯一つ分の仕事をする。ただ、それだけ」
この台詞とか、とても好きですけどね。
正義のヒーローぶりたいから、天誅するわけではないということ。
そういうサナ(主人公)の考え方。
それが、観ている人の共感を呼ぶのだと思いました。


配役、良かったです。
上記にあるように、あて書きのような感じで
意外性は無かったのですが、
声優の三ツ矢さんをオカマ役に配役するのは面白かったです!
オネエだけど、息子はいるんですよね。
息子には嫌われてるんだけど、色々あって分かり合っていく、みたいな回。良かったです。
主演の彼女は台詞はほとんどありませんでしたが、個人的には、好きでした。
まっすぐな気持ちが、演技にあらわれていたような。
そんなものを 感じました。




鼠、江戸を疾る


かの有名な、ねずみ小僧の話。
金持ちの家から金貨を盗んで、夜のうちに町民に配る泥棒。
実際にねずみ小僧はいた、という記述が残っているそうなので、伝説ではありません。
設定からしておもしろい、ドラマ向きですね。


超イケメンのねずみ小僧です。
いいですね、イケメンの泥棒。ハートも盗まれたいとかなんとか。
性格もイケメン。
周りからはまじめに働いてるようには見られて無くて、
目立つ人物でもないので、泥棒だということはバレていません。


だから、ねずみ小僧(次郎吉)がいる前で、
「昨日ねずみがでたらしいじゃねえか!」
って話を町人がしているのは、とても面白いです。


このドラマの意外なところは、
わりと早い段階でねずみ=次郎吉であることが、一部の人間にバレます。笑
3、4話くらいでバレていたような笑
バレた相手はねずみに救われる側の人なので、
そのまま黙っているか、町を出ていくか、なんだりで
そこから漏れるということはないのですが。
最終話にバレて火あぶりの刑、とかにはならず、やっぱりハッピーエンドです。
一緒に行動している妹との話(実妹ではない)が、後半のメインでした。


お金盗って投げ入れるシーンも結構ありましたが、
それよりも、人の家に潜り込んで聴取してその情報から事件を解決する、
っていう話のが多かったですね。
ねずみ小僧の、お人好しな部分が全面に出る脚本でした。


一話完結モノですので、
気軽に観ることができたし、元々タッキーが義経の頃から好きなので
補正かかっちゃってるかもしれませんが、楽しめました。
劇伴も大好きです。


わかりやすいと見せかけて、脚本は毎回複雑なので
初心者向きでもないというのが、意外なところ。
ちょっとぼけーっとしてると、話についていけなくなります。
毎回違う人物が出てきて展開するだけに、
人物の関係図を脳内に作れないと、わけわかんなくなります。
(私が単に阿呆だという可能性もありますが。)
わかりやすすぎない、簡単すぎない、というところは、良いところでした。
わかりやすいドラマばかりというのも、つまらないので。




足尾から来た女


特別ドラマ。
足尾銅山鉱毒事件という、実際にあった出来事を元に作ってあります。
登場人物も、実際に居た人物なので
歴史を学んでいる人は、さらに楽しめたと思います。
主人公は足尾に住んでいた一人の女性で、
彼女は目線という感じで、強い個性はありません。
後半から気持ちを全面に出すようになって、
観ている自分も、盛り上がった記憶がありますので、
ただの視点だけの存在ではありません。


このドラマの一番良いところは。
キャラクターです。
キャラクターが皆魅力的で、
良い人なんだけどいやらしいとこがあったり、
嫌なやつなんだけど良いこと言ってたり、
いじわるなのに主人公に同情してくれたり……。
単発なのにも関わらず、ほんとによく練りこまれてます。
練り込みというか、表現できてます。


歴史を知らないと、見たいとも思わないドラマだと思いますが
歴史に対して興味のない私でも、非常に楽しめました。
何度もストーリーに裏切られ、
一つ、二つと、心に残るものがありました。

主人公は農家の娘のため、文字を読むことができません。
文字を読めるようになることで、
どれだけ人は豊かになれるのか。
読めない悲しみは、どういうものなのか。
主人公の台詞や行動から痛いほど伝わり、
考えさせられました。


当時は、雑誌というものが流行ったり、
文芸――石川啄木と言えばわかりやすいでしょうか。
そういう作家・歌人たちが活躍していた時代。
また、新聞も始まっていて……本も教科書も、
もちろん手紙もある。
ですが、地方の人で東京に出てきていない人は、
文字が読めない人が少なくなかったようです。


その時代を生きたことは、勿論ありませんが、
ここまで感情移入して、
複雑な気持ちにさせられるドラマは、久しぶりでした。
よくできていたなと思いました。





長くなってしまったので、このへんで!

春クールドラマはとりあえず11本/週観てる感じです。




テーマ:ドラマ感想
ジャンル:テレビ・ラジオ

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Author:鋏鷺(みさぎ)

美少女ゲームの脚本・演出、
たまに企画進行もします鋏鷺の、個人創作サイトです。
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    2013.12.31
    「クロツメヨツバ」(脚本・演出・監督)


    2014.01.31
    「12の月のイヴ」(脚本)


    2014.4.1(AprilFool)
    「天領牛乳CM[劇場版(2014)](牛乳)


    2015.2.27
    「ソレヨリノ前奏詩」(演出・進行)


    2016.2.26
    「罪ノ光ランデヴー」(脚本・進行)


    2017.3.31
    「トリノライン」(脚本・進行)

    2017年発売予定
    「ランドセルシンドローム」(脚本・演出・監督)


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